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紫陽花



あぢさゐの 八重咲く如く
(や)つ代にを いませ我が背子
見つつ思(しの)はむ (橘諸兄)

今日は万葉集から。旧暦の5月11日つまり今ぐらいの時季に、左大臣の諸兄さんが、右大弁の家の宴に招かれて詠んだ歌です。普通紫陽花は4~5枚の萼片をつけますが、当歌では八重。上の写真のような感じでしょうか。ちなみに「紫陽花」というのは漢詩をもとにした後世の人による当て字で、中国では違う花をさすようです(ライラック?)。

◆訳:八重に咲く紫陽花のように幾年も人生を重ねて下さいな。私は花を見てはあなたを思い出すでしょう。
◆解説:「やつ」は「八っつ」のことで、数多いことを意味します。
◆参考文献:『岩波古語辞典』『万葉集―全訳注 原文付 (4)』『日本の樹木』など

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