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夏の夜

夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらん (清原深養父)

夏は夜が短いですね。
この歌は、てっきりまだ夜だと思っていたのに空が明るくなっていて、月も予想ではまだ沈んでいないはずなのにもうどこにも無い。そうか、月は途中で怠けて雲のどこかで仮眠しているんだな、でもいったい雲のどの辺りなんだろう、というような趣旨だと思います。

さて、当の深養父さんは、宵の口にうとうとして浅い眠りのまま起きたらもう朝だったのか、それとも一晩中起きていたのでしょうか。もしかしたら――暑さに毎夜寝苦しく、どうせ眠れぬものならば、今宵は月も美しい(たぶん満月の頃)、さあ宴会だ!ってんで月を肴にやんやの騒ぎ、気付けばすっかり夜は明けて、空は白々さっきの月もあらいずこ?――そんな状況だったのかもしれませんね。

◆訳:夏の短夜はもう明けてしまったが、雲のどの辺りに月は宿っているのだろう
◆解説:百人一首の36番。初出の『古今和歌集』では、月が美しい夜の明け方に詠んだ、という意味の詞書が付いています

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