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雨重し地に這ふ菊を先づ折らん (其角)

歳時記の「菊」の項には、たくさんの句が並んでいますが、私はこれが一番好きです。

この菊は、やはり白い小菊でしょうか。
絹糸のような雨に打たれた庭先の菊。
そっと手折るは、仮名手本忠臣蔵でもおなじみの其角先生。
先生、何故菊を手折ったか。それも、うち伏したほうを。

俳句は17音しかないので和歌よりも難しい。一見簡単そうでも、句の背後に教養という名の了解事項がたくさん控えているし、その手がかりも勢いよく省略されたり匂わされているだけだから、平安時代頃の知識で止まってしまっている私にとって俳句の難しさは和歌の比ではない。歳時記から拾うと、詞書も前後の文脈も詠まれた状況も分からないから、あてずっぽうで読み取るしかないです。もうちょっと長くお祖父ちゃんが生きていたらなあ……。私が四歳のときに亡くなってしまったので、なにも教えてもらえなかった事が悔しいです。


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