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もみぢ

月に寝て夜半きく雨や紅葉宿 (素十)

秋のお天気は本当に変わりやすい。とくに紅葉狩りに出かけるような山あいではなおさらでしょう。一週間のうちでも一日のうちでも、晴れたり曇ったり降ったり。せっかく出かけて雨に降られるのは嫌なものですが、ちょっと時雨れるぐらいなら風情があって、それもまた格別ではないでしょうか。

時雨ゆゑ かづく袂を よそ人は

紅葉をはらふ 袖とかや見む (拾遺集・平兼盛)

 時雨が降るから袂をかざしておりますが、
 紅葉を払いのけんとしているように見えるでしょうか。


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このみ

木の実落ちて水輪も立てず沈みけり (孔雀)

♪どんぐりころころどんぶりこ~
と同じような情景ですが、雰囲気は正反対。

ドングリと言えば、昔よく近所の仲間とお寺で拾ってはコマにして、誰のが一番最後まで回っているか競ったものです。ドングリには絵具で各自思い思いの色を塗り、頭に短く折ったマッチ棒の軸を差します。これがなかなかうまく回らない。夢中になって作りました。こういう遊びは、何十年経ってもなくならないでほしいなあ。

絶不調

おとといの朝からこっち、絶不調です。
朝起きたら親知らずの歯茎がはれていて、水のような下痢で、ご飯も食べられずに転がっていたんですが、あまりに寒いので熱を測ったら38.1度。あらら。その晩が一番つらかった。下痢と腹痛が止まらない。すこしおさまってウトウトすると、また腹痛が襲ってきてトイレ直行。あの黒い丸薬も全く効かない。結局朝までウンウン苦しんで、九時に近所の開業医に行きました。風邪だろうということで注射を打たれて下痢止めや抗生物質などの薬をもらって、午後は雇用保険説明会で安定所に。すこし薬が効いていたものの、時折お腹が痛くなるしぼーっとするしで、椅子に座りっぱなしの二時間半がいやに長く感じました。

昨夜はよく寝ました。寝汗も一杯かいて熱も下がりました。あとはこのだるさと脱力感とお腹の鈍痛がおさまれば…来週は親知らずを二本抜歯です。

雨重し地に這ふ菊を先づ折らん (其角)

歳時記の「菊」の項には、たくさんの句が並んでいますが、私はこれが一番好きです。

この菊は、やはり白い小菊でしょうか。
絹糸のような雨に打たれた庭先の菊。
そっと手折るは、仮名手本忠臣蔵でもおなじみの其角先生。
先生、何故菊を手折ったか。それも、うち伏したほうを。

俳句は17音しかないので和歌よりも難しい。一見簡単そうでも、句の背後に教養という名の了解事項がたくさん控えているし、その手がかりも勢いよく省略されたり匂わされているだけだから、平安時代頃の知識で止まってしまっている私にとって俳句の難しさは和歌の比ではない。歳時記から拾うと、詞書も前後の文脈も詠まれた状況も分からないから、あてずっぽうで読み取るしかないです。もうちょっと長くお祖父ちゃんが生きていたらなあ……。私が四歳のときに亡くなってしまったので、なにも教えてもらえなかった事が悔しいです。


菊花賞

終わってみれば1~4着すべてサンデーサイレンスの仔。
そして、無敗の三冠馬が21年ぶりに誕生しましたね。
ディープインパクト。
電器屋さんの店頭テレビを見ながら、ちょっと脚が震えてしまいました。

アドヤイヤの逃げが大きかったのでドキドキしてしまいましたが、やっぱりディープ、並ぶ間もなくかわして2馬身差の勝利。もう3歳馬には敵なしでしょう。早く古馬や外車と戦う場面が見てみたいです。天才にありがちな狂気とか脆さとかを突き抜けて、ひとり超然としているような気がしますし、海外に行ってもあっさり勝ってしまいそう。あーもう楽しみでしようがないです。長いこと競馬をやってきて、安心して見ていられたのはビワハヤヒデぐらいでしたが、今度はディープの御蔭で楽しく観戦できそうです。

でもやっぱり一番好きなのはトウカイテイオーなんだな。
二番目はミスターシービー、三番目はサクラバクシンオー。
これからのディープのレースぶりで、この順位がかわるのかも、密かな楽しみです。

ひつぢ

穭田(ひつぢだ)を犬は走るや畦を行く (虚子)

稲の刈り株から、また青々と芽が出てしまっている光景をよく目にします。
あの芽を「穭(ひつぢ)」というそうです。
何にでも、名前というものは付いているんですね。
温暖化のせいでよく見かけるのかと思っていたら、穭田は昔からある光景で、1100年前の古今和歌集にも載っている言葉でした。

刈れる田に生ふるひつちの穂にいでぬは
世を今更に秋はてぬとか (古今集308・よみ人しらず)

「あの穭が実らないのは、もう人生を諦めてしまっているからなの?」
’秋’と’飽き’を掛けているのはお約束です。

蝗(イナゴ)

刈草に蝗飛ぶ音ありにけり (巴峽)

稲刈りもあらかた終わり、田んぼは刈り株ばかりになったというのに、今日もイナゴが小道に飛び出してきてあやうく自転車で轢いてしまうところでした。

小さい頃はよくイナゴをとりました。下校途中に見つけたときは、通学帽につかまえたイナゴを閉じ込めておいて、家に着いたらちょっと遊んでその辺に放してやったと思います。帽子の中でバチバチ跳ねるのが楽しかったような覚えが(ヒドイな)。いっぽう役目を終えた通学帽はイナゴの口から出た茶色い液でシミだらけに。

帰宅後みんなで田んぼにとりに行くときは、母親に手拭いで袋を作ってもらって、入り口にラップの芯をくくりつけ、それを虫かご代わりにしました。こうするといったん袋に入れたイナゴは滑って逃げられない。手が茶色くなるほど(上にも書いた、イナゴの口から出る粘液の色)競ってとったものです。おんぶバッタならぬ、おんぶイナゴが人気でしたね。

家に着いたら芯を外して袋の口を縛って軒下に吊るします。
もちろん、食べるためです。約一週間の乾燥?後、ハネとアシを丁寧にとり、茹でてから佃煮にします。美味しそうな焦茶色に煮絡めてあっても、イナゴの形はきちんと残っております。

そういえばイナゴの佃煮は給食にも出ました。といっても担任の先生お手製で。
今食べろと言われても、もう無理です。

秋の雨

松の葉の地に立竝ぶ秋の雨 (内藤丈草)

十月に入ってから、お日様を見る機会がトンとありません。
15日の十三夜も雨でした。15・16日の川越まつりも雨でした。
今年、国の重要無形民俗文化財になった川越まつりは、氷川神社の例大祭でして、一日は雨が降ると聞いたことがあるんですが、理由を忘れました。農耕の神様だからとかなんとか…。とにかくやっぱり雨が降りました。

で、この俳句、作者は蕉門十哲のひとり。
秋の雨の冷たさや静けさや優しさのようなものがしみじみ思われます。

中学校の頃に聞いた「落葉松」という合唱曲もあわせて思い出して、なにやら切なくなりました。

復帰

本館?和歌サイトの更新で、絵を描いたり文章をしたためたりしていたので、こちらがおろそかになってしまい失礼しました。絵はわりと早く上がっていたのですが、和歌の現代語訳が深く考えすぎたのかさっぱり分からなくなってしまって、もんどり打っておりました。若い頃はもっとスッと和歌が頭の中に入ってきたのに……。

あとは、親知らずを抜くか抜くまいか決断を迫られてまして(ちょっとした手術になってしまって、場合によっては入院するかも)、そのせいか頭痛も出たりして、ブログどころではなかったんです。来週か再来週には大学病院に行くようです……。もし入院するとしたら古今和歌集でも持ってゆこうかな。でもきっと抜いた後は痛くてそれどころではないんだろうと思います。

ひとまず、今夜は遅くなってしまったので明日からまた頑張ります。

女郎花(おみなえし)

ひょろひょろと猶露けしや女郎花 (芭蕉)

我が家の女郎花、ずいぶん長いこと咲いています。
遠くから見る分には、はかなくて可愛らしいんですが……匂いが…どうにも生臭くて苦手です。この前も、なんで玄関が臭いんだろうと思ったら、女郎花が一輪挿しに活けてありました。


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